LEO Pharma A/S、Bayer社の医療用医薬品皮膚科領域事業の買収を通じて、皮膚科医療領域における主導的地位を拡大
LEO Pharma A/Sにとって、本合意は、皮膚科領域において2025年までに1億2,500万人の患者さんを支援するという目標を掲げるグローバルリーディングカンパニーとしてのポジションをさらに強化するための重要なステップとなります。
デンマーク・バレラップ/ドイツ・レバークーゼン、2018年7月31日 – LEO Pharma A/S (以下、LEO Pharma)とBayer社は、Bayer社のグローバル医療用医薬品皮膚科領域事業をLEO Pharmaが買収することにつき、最終的な合意に達したことを発表しました。買収の対象となるポートフォリオにはざ瘡、皮膚真菌症、ロザケア(酒さ)の局所治療薬、および外用合成副腎皮質ホルモン剤の製品群が含まれており、2017年の年間売上は2億8千万ユーロでした。今回の買収により、LEO Pharmaは世界の主要市場においてその事業を大幅に拡大するとともに、対象治療領域を広げることが期待されます。
Bayer社のグローバル医療用医薬品皮膚科領域のポートフォリオには、尋常性ざ瘡治療薬 (Skinoren®)、皮膚真菌症治療薬 (Travogen® および Travocort®)、ロザケア治療薬 (Finacea®)、および外用合成副腎皮質ホルモン剤の製品群 (Advantan®、ネリゾナ®、Desonate®)が含まれており、LEO Pharmaにおいては既存事業を補完する領域を追加することによりグローバルレベルで事業を強化し、いくつかの市場では売上の倍増が期待されます。なお、本取引はBayer社のBepanthen® や Canesten®などのOTC皮膚科領域のポートフォリオは含みません。
LEO Pharmaの社長兼最高経営責任者、ギッテ・P・アーボは「私たちは今回の合意に大変期待しています。LEO Pharmaは、Bayer社より強力な医療用医薬品皮膚科領域の製品群を引き継ぎ、そしてBayer社から新しい社員の皆さんを迎え、2025年までに1億2,500万人の患者さんを支援するという目標へ向かって大きく前進します。治療範囲を広げ、世界中の主要市場における事業規模を大幅に拡大し、皮膚科医療領域において皆様から選ばれるパートナーとなるというビジョンの実現をさらに確実にするものです」と述べています。
Bayer社の経営役員会委員コンシューマーヘルス部門代表のハイコ・スキッパー氏は「サイエンスの進歩におけるリーダーとしての長い歴史を持ち、科学的発見やイノベーションを重要視する文化を持つLEO Pharmaという良きパートナーを見つけたことを大変喜んでいます。2006年にBayerグループの一員となった医療用医薬品皮膚科領域ビジネスは、それ以降成長を遂げてきており、これは多くの社員の献身的なサポートによるもので、社員のその貢献に感謝します。今後、LEO Pharmaは医療用医薬品皮膚科領域ビジネスを成長させ発展させてくださる最適なパートナーであると信じています。同時に、Bayer社は中核であるOTC製品群に集中していくことができます。」
LEO Pharmaは、グローバルレベルで製品の権利を取得し(ただしアフガニスタンとパキスタンを除く)、14か国において営業・マーケティング組織ならびにイタリア・セグレイトの工場を引き継ぎます。本取引の一環として合計で450名の社員がLEO Pharmaへ移籍します。LEO Pharmaにおいては、各国における営業・マーケティング組織を組み合わせることにより、さらなる効果的な活動が期待されます。
買収の手続きは2段階で完了することが予想されています。競争当局による承認を含む通例のクロージング条件を満たすことを前提に、2018年に米国のビジネス、そして2019年下半期にはその他すべての地域のビジネスにつき買収が実施されます。なお、本取引の財務面での詳細は開示されていません。
LEO Pharmaについて
LEO Pharmaは健康な肌を手に入れるための手助けをしています。世界130か国以上の患者さんに治療法を提供しており、皮膚の状態を適切にコントロールできるようにサポートしています。1908年に創業したLEO PharmaはLEO財団が所有しており、何十年にもわたり皮膚疾患に悩む患者さん向けの医療用医薬品や治療法の研究開発に取り組んでいます。LEO Pharmaの本社はデンマークにあり、2017年のグローバル全体での従業員数は約5,200名、売上高は14億ユーロでした。詳しくはwww.leo-pharma.comをご参照ください。
LinkedIn: www.linkedin.com/company/leo-pharma
YouTube: www.youtube.com/leopharmaglobal
Bayer社について
Bayer社は、ヘルスケアと農業関連のライフサイエンス領域を中核事業とするグローバル企業です。 Bayer社はその製品とサービスを通じて、人々のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上に貢献すると同時に、技術革新、成長、およびより高い収益力を通して企業価値を創造することも目指しています。 また、Bayer社は、持続可能な発展に対して、そして良き企業市民として社会と倫理の双方で責任を果たすために、これからも努力を続けます。 グループ全体の売上高は350億ユーロ、従業員数は99,800名(2017年)。設備投資額は24億ユーロ、研究開発費は45億ユーロです。 詳細はwww.bayer.comをご参照ください。
将来予想に関する記述(Forward-Looking Statements)
このニュースリリースには、Bayer社の経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)が含まれています。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがあります。これらの要因には、Bayer社のWebサイト上(www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれます。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負いません。
LEO Pharma
レオ ファーマは研究開発志向型の製薬会社です。
1908 年創業のレオ ファーマは、研究主導の製薬会社です。皮膚疾患の治療薬を開発・製造し、世界130カ国以上で販売しています。
私たちは、「世界中の人々の生活改善に貢献する皮膚科領域のケアパートナーになる」ことを目指した事業活動を行っています。このビジョンの実現のため、私たちは新たな地域や市場への進出に努め、いまだ満たされていない医学的ニーズに応える競争力のある医薬品と治療法を、さらに多くの患者さんや社会へとお届けします。
本社はデンマークにあり、レオ財団が所有しているため、安定的な経営を可能にしています。