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ギリアド・サイエンシズとレオファーマが複数の炎症性疾患に有望な経口STAT6阻害薬の開発を加速するための戦略的パートナーシップを締結

  • この戦略的パートナーシップは、標的タンパク質分解誘導化合物などレオ ファーマの前臨床段階の経口STAT6プログラムを加えて、ギリアドの炎症性疾患研究ポートフォリオを強化
  • ギリアドはこの経口プログラムの全世界における独占的な権利を取得し、レオ ファーマは米国以外における皮膚科適応症向け共同商業化のオプションを保有
  • レオ ファーマは、皮膚科領域でのSTAT6外用製剤に関する全世界における権利を保持

米国カリフォルニア州フォスターシティ、デンマーク バレラップ、2025年1月11日 – ギリアド・サイエンシズ(Nasdaq: GILD)とレオ ファーマは、本日、炎症性疾患治療薬として期待されるレオ ファーマの低分子経口STAT6(シグナル伝達兼転写活性化因子6)プログラムの開発および商業化を加速するため、戦略的パートナーシップを締結したと発表しました。

STAT6は、IL-4およびIL-13サイトカインシグナル伝達に必要な特異的転写因子で、アトピー性皮膚炎、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などのTh2媒介性炎症性疾患に対して臨床的に検証されているターゲットです。標的としての STAT6は、前臨床試験で有望な結果を示しており、さまざまな患者さんたちを治療し、現在は注射剤の生物学的製剤で治療を受けている患者さんに経口薬の選択肢を提供する可能性があります。

この提携により、ギリアドは、レオ ファーマの包括的な前臨床段階の経口STAT6低分子阻害剤および標的タンパク質分解誘導化合物を取得します。また、STAT6阻害薬の経口剤の開発を主導し、レオ ファーマは有望な局所製剤の開発を主導します。

ギリアド・サイエンシズ研究部門のエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるフラビウス・マーティン(Flavius Martin, M.D.)は次のように述べています。「我々は、引き続き炎症性疾患ポートフォリオを拡大するため、病因となる主要な経路を阻害し、病原性細胞を除去し、免疫系を寛容化し、細胞機能を回復する機序を通じて、炎症性疾患の患者さんの長期にわたる寛解を助ける次世代の治療法の開発に注力します。「レオ ファーマとの提携によって、STAT6経路の可能性を探究し、慢性の炎症性疾患の患者さんに経口薬の選択肢を届けたいと考えています。」
レオ ファーマの最高経営責任者クリストフ・ブルドンは次のように述べています。「STAT6阻害薬は、皮膚科領域以外にもさまざまな炎症性疾患の治療薬として期待されます。ギリアドとのこの戦略的パートナーシップによって、STAT6プログラムの開発を加速させ、皮膚科領域の枠を超えて可能性を最大化することができます。このパートナーシップはレオ ファーマの科学的な能力を認めるものであり、皮膚疾患を持つ人々のためのイノベーションへの取り組みを強化します。」

合意内容:
ギリアドは、低分子経口STAT6プログラムの全世界における開発、製造、商業化の権利を取得します。レオ ファーマは、米国以外における皮膚科向け経口薬プログラムを共同商業化するオプションを保有します。レオ ファーマは、皮膚科領域でのSTAT6外用剤に関する独占的な全世界における権利を保持します。

レオ ファーマは、前払い金2億5000万ドルを含む、総額で最大17億ドルの支払いを受け取る資格を有します。さらにレオ ファーマは、経口STAT6製品の売上高に応じた一桁台後半から10%台半ばまでの段階的なロイヤルティを受け取る可能性があります。またギリアドは、STAT6局所製剤の売上高に応じた一桁台後半から10%台半ばまでの段階的なロイヤルティを受け取る可能性があります。

ギリアドは、取得したIPR&Dの費用をNon-GAAP財務指標から除外しません。レオ ファーマとのこの提携は、ギリアドの2025年のGAAPおよびNon-GAAP EPSを約0.15~0.17ドル引き下げると予想されています。

この提携において、Bank of America Securitiesがレオ ファーマの財務顧問を、Latham Watkins LLPが法律顧問を務めています。


ギリアド・サイエンシズについて
ギリアド・サイエンシズは、すべての人々にとって、より健康な世界の実現を目指し、30年以上にわたり医療の革新を追求し、飛躍的な進歩を遂げてきたバイオ医薬品企業です。HIV、ウイルス性肝炎、COVID-19、がん、炎症性疾患などの生命を脅かす疾患の予防と治療のため、革新的な医薬品の開発に取り組んでいます。カリフォルニア州フォスターシティに本社を置き、世界35カ国以上で事業を行っています。


レオ ファーマについて
レオ ファーマは、皮膚疾患を持つ人々の利益のためにイノベーションを通じて標準治療を進歩させることに尽力しているグローバル企業です。レオ ファーマの主要株主はレオ財団で、2021年からはNordic Capitalを株主として受け入れました。レオファーマは幅広い治療法を提供して、毎年何百万人もの患者さんに貢献しています。本社はデンマークにあり、4,000名の従業員が従事しています。レオ ファーマの2023年の純売上高は16億ドルでした。詳細はwww.leo-pharma.comをご覧ください。

LEO Pharma

LEO Pharma helps people achieve healthy skin. The company is a leader in medical dermatology with a robust R&D pipeline, a wide range of therapies and a pioneering spirit.

Founded in 1908 and owned by the LEO Foundation, LEO Pharma has devoted decades of research and development to advance the science of dermatology, setting new standards of care for people with skin conditions. LEO Pharma is headquartered in Denmark with a global team of 6,000 people, serving 92 million patients in 130 countries. In 2019, the company generated net sales of DKK 10,805 million.

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