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レオ ファーマ 2桁増収と戦略的経営変革に向けた力強い成長を実現

デンマーク バレラップ発 – レオ ファーマは、2024年もさらに力強い成長を遂げ、売上、調整後EBITDAマージンともに当初の見通しを上回り、堅調な業績で利益率目標と長期戦略目標に向けて堅調に推移しています。

レオ ファーマの最高経営責任者クリストフ・ブルドンは次のように述べています。「2024年は、レオ ファーマにとって力強く成長した年となり、売上では2桁成長を遂げ、EBITDAではさらに大幅な改善がみられました。2024年の主な業績は、慢性手湿疹(CHE)に対する先駆的かつ革新的な外用剤であるAnzupgo®の承認取得と発売です。また、パイプラインを強化し、2025年のさらなる業績大幅改善と当期利益の黒字回復に向けた効率化への取り組みを実行できたことにあります。

当社は、さらなる発展が期待される革新的ポートフォリオ、財務規律の維持、安定した高成長の実現、魅力的なパイプラインの構築により、多くのイノベーションを患者さんにお届けしながら長期的に財務基盤を固めようとしています。」

2024年財務ハイライト

  • 売上は10%増(恒常為替レート[CER])の124億5300万デンマーク・クローネ(2023年:113億9200万デンマーク・クローネ)となりました。決算上の増収率は9%でした。
  • 皮膚科領域のポートフォリオでの売り上げは、米国市場が成長を牽引し、12%増(CER)の100億800万デンマーク・クローネ(2023年:90億3900万デンマーク・クローネ)となりました。
  • すべての地域で売り上げは増加し、北米では35%(CER)の大幅増、欧州では7%(CER)、その他地域では5%(CER)という堅調な伸びが見られました。
  • 営業利益は大幅に改善され、調整後EBITDAが前年比43%増の8億9500万デンマーク・クローネ(2023年:6億2600万デンマーク・クローネ)となり、Anzupgo®(デルゴシチニブ)発売に関する活動への投資や外国為替レートのマイナスの影響があったにもかかわらず、利益率が2パーセントポイント拡大し7%となったことが反映されました。
  • EBIT損失は11億4300万デンマーク・クローネ(2023年損失:16億9900万デンマーク・クローネ)まで縮小されました。純利益の損失は17億7600万デンマーク・クローネ(2023年損失:36億700万デンマーク・クローネ)まで縮小されました。
  • 営業活動によるキャッシュフローは、プラス2億6500万デンマーク・クローネ(2023年:マイナス19億5300万デンマーク・クローネ)となり、フリーキャッシュフローは、2024年後半のプラス7億2700万デンマーク・クローネを含めてマイナス5200万デンマーク・クローネ(2023年:マイナス24億9000万デンマーク・クローネ)となりました。

イノベーション及び製品ハイライト

  • アドトラーザ®/Adbry®:現在20の市場で販売されており、69%の収益増(CER)を記録し、レオ ファーマ最大の製品となっています。特に北米での継続的な好調は、医療従事者における知名度向上と、アトピー性皮膚炎に対する生物学的製剤の導入拡大によって促進されました。プレフィルドペンは現在12の市場で販売され、さらに加速させています。
  • Anzupgo®:成人の慢性手湿疹に対するファースト・イン・クラスの外用製剤であるこのpan-JAK阻害薬の持つ潜在的可能性が、2024年7月にランセット誌において発表された第3相DELTA 1およびDELTA 2試験の結果によって示されました。2025年2月に発表された第3相DELTA TEEN試験の肯定的な結果は、Anzupgo®についてさらに検証したもので、5つめの第3相試験成功が示されました。
  • Anzupgo®:第4四半期にドイツとデンマークで発売され、2025年にはさらなる市場での発売が期待されており、その一部として2025年後半の米国市場参入も見込まれ、現在FDAによる承認を待っている状態です。英国、スイス、アラブ首長国連邦でも承認取得済みです。
  • 2025年1月に、レオ ファーマとギリアド・サイエンシズは複数の炎症性疾患を対象とした経口STAT6(シグナル伝達兼転写活性化因子6)プログラムの加速に向け戦略的パートナーシップを締結しました。レオ ファーマは、18億デンマーク・クローネの前払い金を受領し、最大合計105億デンマーク・クローネの支払いを受けることができることに加えて1桁台後半から10%台半ばまでの範囲で売上に関する段階的ロイヤリティを受け取る権利を有しています。

戦略的優先事項に関する進捗状況

レオ ファーマの昨年の業績は、成長、パイプライン、収益性という3つの領域に重点を置き複数年にわたる変革戦略に着手した2021年に提示した、持続可能な利益ある成長とイノベーションへの期待に沿った堅調な推移をみせています。

2024年、レオ ファーマは大きな成長を遂げ、さらなる2桁の売上伸長の年として、Anzupgo®の承認取得および発売によりイノベーションの課題に対応し、適切な資本配分を重視することにより、経営を最適化しました。

過去3年間で大きな財務改善がみられ、調整後EBITDAマージンは2021年の-17%から2024年には7%まで上昇し、営業活動によるキャッシュフローも黒字回復しました。

重要な点は、2024年に達成した成長は、財務、イノベーションの両方において、2025年以降のさらなる大躍進の基礎を築けた点にあります。2025年は、1月のギリアド・サイエンシズとのSTAT6プログラム推進に向けた戦略的パートナーシップ締結により、力強いスタートとなりました。


2024年ガイダンスと2025年の見通し
2024年の業績は、8月に示された、9~11%の収益増(CER)と6~8%の調整後EBITDAマージンを予測した直近のガイダンスと一致していました。この業績は、4~8%の売上増(CER)と1桁台半ばの調整後EBITDAマージンを予想した当初のガイダンスを大幅に上回りました。

2024年の実績に基づいた2025年の見通しは以下のとおりです。

  • 売上6~9%増(CER)。
  • 調整後EBITDAマージン15~18%(2024年:7%)、ギリアド社との戦略的パートナーシップによる一括前払い金18億デンマーク・クローネを除く。
  • 2025年の決算上の純利益は黒字予想で(2024年:18億デンマーク・クローネの赤字)、フリーキャッシュフロー(M&Aを除く)も黒字と予想しています(2024年:5200万デンマーク・クローネの赤字)。

恒常為替レートの点から成長を牽引すると期待されるのは、アドトラーザ®/Adbry®による力強い2桁増収とAnzupgo®のさらなる市場での発売です。Anzupgo®は、2025年後半に米国での発売が見込まれ、FDAに承認申請中です。恒常為替レートでのグループ収益成長率は、2025年前半と比べて後半が高くなる見込みで、その一因としてAnzupgoの発売地域の増加が挙げられます。現在のデンマーク・クローネに対する為替レート(2025年2月21日時点)を考慮すると、デンマーク・クローネで報告される年間売上成長率はCERベースの場合より1パーセントポイント高くなる見込みです。

調整後EBITDAマージンは、2024に実行された組織改革による売上成長と効率向上により、2024年の7%から2025年には15~18%へと改善する見込みです。調整後EBITDAには、1月11日に発表されたギリアド・サイエンシズとの戦略的パートナーシップによる一括前払い金18億デンマーク・クローネおよびその他の非経常損益項目は含まれていません。2025年の決算上の純利益は黒字予想で、フリーキャッシュフロー(M&Aを除く)も黒字を予想しています。

上記の見通しは、リスクや不確定要素を含んだものです。この見通しは、事業開発/M&A活動の可能性による影響、地政学的・マクロ経済学的環境の変化、米国や中国など主要な市場での需要の大幅な変化および/または価格改革、規制の変更または遅延、供給停止、原材料その他のインプットコストの推移など、さまざまな要因により大幅に変化する可能性があります。


将来の見通しに関する記述

本発表には、今後の企業運営や、業績および持続可能性に向けた活動の状況と結果、事業関連イベントに関連した将来の見通しに関する記述が含まれている可能性があります。そのような記述は、一般事項でも特定事項でもリスクや不確定要素、推定を含んだものであり、実際の結果は将来の見通しに関する記述によって意図、明示または黙示されたものとは大きく異なる場合があります。将来の結果にはさまざまな要素が影響する可能性があり、その中には、金利や為替相場の変動、地政学的・マクロ経済学的環境の変化、主要な市場での大幅な需要の変化および/または価格改革、競合製品の導入、製造物責任による影響、供給途絶、原材料その他のインプットコストの推移、償還に関するものを含めた法規制の変更など、不可抗力的なものが含まれます。


レオ ファーマについて

レオ ファーマは、メディカル ダーマトロジーにおけるリーディングカンパニーです。ヘルスケアにおける画期的な医薬品開発の100年にわたり培った経験に基づき、皮膚の健康のための革新的なソリューションを提供しています。私たちは、人々の生活に根本的な変化をもたらすよう取り組んでおり、治療薬のポートフォリオは、年間70カ国以上で約1億人の患者さんに届けられています。デンマークに本社を置くレオ ファーマは、世界中に4,000人の従業員を擁しています。当社は、大株主であるレオ財団と、2021年からNordic Capitalによって共同所有されています。詳細はwww.leo-pharma.comをご覧ください。

LEO Pharma

LEO Pharma helps people achieve healthy skin. The company is a leader in medical dermatology with a robust R&D pipeline, a wide range of therapies and a pioneering spirit.

Founded in 1908 and owned by the LEO Foundation, LEO Pharma has devoted decades of research and development to advance the science of dermatology, setting new standards of care for people with skin conditions. LEO Pharma is headquartered in Denmark with a global team of 6,000 people, serving 92 million patients in 130 countries. In 2019, the company generated net sales of DKK 10,805 million.

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